「速度無制限」。

日本の路上でなにかと窮屈な思いを抱かされている身には，なんと魅力的な響きなのでしょうか。

後ろから迫るパトカーを気にせずにフルスロットルで走ることができる。自分の乗っている乗り物のポテンシャルを心おきなく最大限に引き出して移動することで「束縛されない開放感」を味わおうとしているのかも知れません。

しかし，そんな思いこみを持ってアウトバーンを走っているのは日本人だけなのかも知れないと自分で走ってみて思いました。移動の自由なんてのは，クルマやオートバイに乗るからには当たり前のもの。あるいは，それを実現するために発明され改良を重ねられた乗り物がクルマやオートバイなんですよね。たとえ危険と隣り合わせであったとしても。

だから逆に絶対安全なクルマやオートバイなんて乗り物はすでにクルマやオートバイとは全く別の乗り物なんだろうと思います。

自動運転されるクルマに乗せられるくらいなら，新幹線や飛行機でより早く快適に移動する選択肢を僕は選ぶと思います。

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今回体験したアウトバーンE45号線，Kufstein〜Bad Aibling区間は案外交通量が多く，R1100RTの実力を試すにはちょっと物足りない思いが残りました。

それでもカタログに掲載されている数値通り，スピードメーターの針は200km/hの大台に届くことは実際に確認できました。

今日の写真はE45線とA8線のＪＣＴ付近で再集合すべく止まっていたら，運悪くパトカーに見つかってしまったの図。もっとも罰金を取られた人はいなかったようですが。

ちなみにパトカーはアウディのA6です。ツルリとしたグッドデザインなんですが日本ではあまり目にする機会のないモデルです。

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