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2007年04月30日

庚申塚


古い街道を走っていると,時々見かける庚申塚。「庚申」と彫ってあるだけの時もあるしこのような怪しげな像の時もある。ちょっと調べてみたらこの像は,青面金剛像(しょうめんこんごう)といって庚申請のご本尊さまなのであった。その下の「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿像がなんだかカワイイ。三猿像は日光東照宮だけじゃなかったのね(^^;

この庚申塔は,熊谷東松山道路の終点ちかくの万吉のセブンイレブンあたりで見かけたもので,側面には文化三年とあった。文化三年というのは1806年のことだから今から201年前のもの。隣の庚申塚はさらに古く明和七年(1770年)だって。ここ30年ほどの変わり様に目を白黒させてるのかも。

ちなみに『庚申塚は,悪疫を防ぎ,長寿を招くという中国の庚申信仰に基づいて造られたものです。中国の道教では,六十日ごとにめぐってくる庚申(かのえさる)の日は,人間の体内にいる三尸(さんし)の虫が,人の眠りに乗じて天帝にその罪悪を告げ,人の寿命を縮めるという教えがあり,その夜は眠らずに過ごすという風習が生まれました。これを庚申待といいます。日本にも庚申信仰は古くから伝わっていましたが,江戸時代に入ると,庶民の間に庚申塔造立や庚申待の風習が広まりました。』...だそうです(こちらは国立の江戸街道に面した庚申塔の説明看板から抜粋)。

ところで2004年11月に無料開放された熊谷東松山道路は,ついついスピードが出てしまうのですが法定速度60km/hの一般道路なのでご用心。ネズミ取りのウワサも時々聞きますのでね...。

投稿者 Taniguchi : 21:19 | コメント (2)