STARTPAGE(133ch)Backnumber 19970725 by J.Taniguchi(jtn@tama.or.jp)

ライテク本

エンジンがかかっていれば,クラッチを握ってギアをローに入れてスロットルを少しずつ開けながらクラッチレバーを少しずつ放していく。これでギヤ付きのオートバイでもまず動かすことができます。ちょっとスピードが乗ってきたら適当なところでまた,クラッチを握り,ギアを一つ高いのに切り替えてまたクラッチをつなぐとさらに加速していきます。コーナーが近づいてきたら,ブレーキをかけて減速し,ちょっとオートバイを傾けてやれば何となく曲がれるようです...。

でもね。これの繰り返しだったらオートマのクルマにでも乗った方が楽チンだしそのほうが安全だと思います。せっかくオートバイを選んだわけですから,この際もっと積極的に「操縦」を楽しんでしまいましょう。

そのためには,ちょっとだけ頭を使う必要があります(笑)。ライディングスクールに通って習うのも方法ですが,その前にちょっと本を読んでおきましょう。オートバイがなぜ曲がるのか。ギヤチェンジのタイミングはどんなもんなのか。効率よく加速したり止まったりするにはどうしたらいいのかなどなど,あらかじめ原理がわかっていれば習うにしても上達が早いはず。

僕も,400ccまでのオートバイに乗れる中型免許(今は普通二輪)を取るために教習所にいきましたが,そのあと読んだ本のおかげで限定解除(今は大型二輪),さらに「オートバイを操る楽しさ!」にたどりつけたと思ってます。

なので,とりあえず,これは面白かったと思う本を紹介してみます。どちらもイラストや図解が豊富で読むだけでも十分に楽しめますよ。後は,「楽しそうに乗っている人」をよく見て自分なりにやってみることですね。「速い人」を参考にするのはその次で十分です(^o^;)。

●ライダーズクラブ別冊ライテクハンドブックvol.1-3
ISBN4-87099-039-3 C2075
ISBN4-87099-042-3 C2075
ISBN4-87099-043-1 C2075

●改訂版ベストライディングの探求 つじつかさ著
ISBN4-906189-89-X C2053

なおライディングテクニックにいろいろ流儀があるとかいう人もいますが,僕は「表現の仕方が違う」だけでオートバイの扱いそのものの本質にそれほどの違いがあるとは思えないというのが正直なところです(^o^;

▲▲目次へ▲ひとつ前次に進む▼


画像の説明:イラスト図解が秀逸です

J.Taniguchi's HOMEPAGE