●これは便利〜シックネスゲージ

点火プラグは，中心電極とアース電極のわずかなスキマ（プラグギャップ）に火花を飛ばし，混合気に点火しているわけなのですが，このスキマは広すぎても狭すぎてもエンジンは本調子を出すことができません。

このプラグギャップをはじめとしていろいろなスキマを調整するときに使うのがシックネスゲージ。何種類かの厚さの金属板がセットになっていて，必要に応じてこれを組み合わせることでさまざまな広さのスキマを測ります。

たとえばプラグのスキマを0.6mmに調整せよとマニュアルに書いてあるとします。0.6mmの金属板があればそれを差し込んで緩すぎずきつすぎずに調整するとだいたいプラグギャップを0.6mmに合わせることができるというわけ。なお，ピッタリの金属板がなければ，0.1+0.2+0.3mmなど組み合わせて0.6mmになるようにします。

このほか，エンジンのバルブの調整にも使ったりするようですが，今のところ僕はプラグギャップの調整以外には使ったことはありません。もう少しいろいろと使ってみようかな...。