ISIZE USER COLUM(133ch)Backnumber 199901130 by J.Taniguchi(jtn@tama.or.jp)

「なぜなぜ願望」満たされず...

先日交換したパリダカ号の時計ですが,せっかくの機会なので処分する前に分解してみました。

子どもの頃からなぜなぜボーズだったたにぐちは,いろいろなモノの中がどうなってるのかってついつい気になってしまうのです。でも,分解した後,元に戻す自信がないことが多いので...,こういう機会はその「なぜなぜ願望」を満たすいいチャンスなのですね。

メーターまわりのカシメを壊し,裏側のネジを数本外し,エイヤと引っぱると時計のユニット部分が目の前に現れました。

ユニット部分はゲジゲジICとケミコンが2個,抵抗が1本,水晶発振子にコイルと磁石むき出しのモーターが乗ったプリント基板,プラスチック製の歯車数個から構成されていました。そして,機械的に壊れている箇所は全く見当たらず。

でも,端子に12Vの電圧をかけてやってもモーター部分が力なく震えるだけで秒針を動かすほどの力が出ていない。こうなると全くお手上げ状態。オートバイの電装まわりもそうですが,目に見えない電気的な故障はなかなかクセモノです。

今回は,これを直して使おうと考えているわけではないので,だからどうってこともないのですが,やはり壊れた直接の原因がわからなかったのは,ちょっと不完全燃焼。

今どきの電気仕掛けでスマートなクルマやオートバイ,AFカメラなどに今一つ魅力を感じないってのも,つきつめれば同じようなことなのかもしれない,なんてふと思ってしまいました。ヤレヤレ...(笑)。

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画像の説明:やはり時計の”記念撮影”は10時10分で決まり

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